当院の傷跡修正の特徴
傷跡修正は、火傷や事故による外傷・手術痕・リストカット跡・根性焼き跡など、目立ってしまった傷跡をできる限り目立たなくする治療です。傷跡を完全に消すことは困難ですが、肌の質感を整え、見た目の印象を大きく変えることができます。
当院では形成外科専門医による丁寧な縫合や傷跡修正手術を行い、できる限り自然な肌に近づけることを目指します。傷跡の種類や大きさ、部位に応じて最適な方法を選択し、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療をご提案します。
切開法
切開法は、傷跡部分を丁寧に切除し、縫合でより目立たない状態へと整える方法です。凹凸や幅の広い傷跡に効果的で、リストカット跡や手術痕などに用いられます。肌のシワに沿って縫合することで自然な仕上がりが期待できます。
手術詳細
- 手術時間
- 約30~60分(範囲により異なります)
- 術後の過ごし方
- シャワーは患部を避けて当日から、入浴は約1週間後(抜糸後)から可能です。運動や飲酒も約1週間後(抜糸後)までお控えください。
- ダウンタイム
- 術後1週間程度は軽度の痛みや腫れ、皮膚のツッパリ感がみられます。様子を見ながら1週間程度で抜糸を行います。
- リスク・副作用
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手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。
- 感染
- 赤み
- 痛み
- 腫れ
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーは、傷跡の表面を削ることで肌の再生を促し、なめらかな肌へ導く治療です。凹凸のある小さな傷跡や浅い火傷痕に適しており、ダウンタイムも比較的少なく安心です。周囲の皮膚へのダメージを抑えながら、自然に傷跡を改善する効果が期待できます。
手術詳細
- 手術時間
- 約5〜30分(範囲により異なります)
- 術後の過ごし方
- 洗顔や入浴は当日から可能です。照射部位は2週間ほど強くこすらないよう注意してください。メイクは患部以外は当日から、翌日以降は保護テープの上から可能です。
- ダウンタイム
- 擦り傷と同じように治っていきます。1~3週間で薄い皮ができるので、それまではテープ貼付や軟膏塗布を行います。それ以降は、日焼け止めや化粧をして紫外線を避けてください。数か月の経過で、ピンク→茶色→肌色になっていきます。
- リスク‧副作用
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手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。
- 赤み
- 内出血
- 痒み
- 色素沈着
- 色素残存
- 凹み
- 傷跡
- 膨らみ
戻し植皮
戻し植皮は、広範囲の火傷跡や大きな外傷痕などに用いられる治療です。傷跡を切除した後、その部位に周囲の皮膚を移植することで肌の見た目を改善します。皮膚の質感を整えつつ色味の差を軽減し、目立ちにくい状態を目指す方法です。
手術詳細
- 手術時間
- 約120〜180分(範囲により異なります)
- 術後の過ごし方
- シャワーは翌日から可能ですが、1週間程度は傷口を濡らさず、触らないようにしてください。約3日間のギプス固定と1週間程度の安静が必要です。
- ダウンタイム
- 術後1〜2週間は腫れや赤み、違和感が出る場合があります。様子を見ながら10日前後で抜糸を行います。植皮した部分の定着を確認するため、一定期間は通院で経過観察を行います。
- リスク‧副作用
-
手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。
- 感染
- 腫れ
- 赤み
- 色素沈着
- ケロイド
ダーマペン
ダーマペンは極細の針で皮膚に小さな穴をあけ、肌の自然治癒力を高めてコラーゲン生成を促進する治療です。ニキビ跡や浅い傷跡、色素沈着の改善に効果的で、肌質そのものを整えることができます。
手術詳細
- 手術時間
- 約30~60分(施術内容・範囲によって異なります)
- 術後の過ごし方
- シャワー、洗顔は患部を避けて12時間後から、入浴は翌日から可能です。激しい運動や飲酒は2〜3日ほどお控えください。
- ダウンタイム
- ほとんどありませんが、若干の赤み、針跡、内出血が見られる場合があります。2〜3日程度で消失します。
- リスク‧副作用
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手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。
- 赤み
- 熱感
- 掻痒感
- 腫れ
- 色素沈着
手術の流れ
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カウンセリング予約
カウンセリングは予約制となっております。お電話またはメール、公式LINEにてご予約ください。
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ご来院・受付
カウンセリング予約日にご来院し、受付にてお名前をお伝えください。カルテ作成のため、問診票をご記入していただきます。
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カウンセリング・診察
傷跡の大きさ・深さ・位置を診断し、治療方針を決めていきます。
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お申込・お会計
施術をご希望される場合は申込書のご記入と、施術代金のお会計をさせていただきます。未成年者の方は、親権者様の同意書が必要となりますので、親権者様にご記入いただき、捺印の上お持ちください。
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手術
麻酔を行い、選択した術式で丁寧に修正を行います。
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アフターケア・次回診察予約
術後の注意点やケア方法の説明をいたします。患部の確認や抜糸等術後の経過を確認させていただくため次回の診察予約をお取りください。
よくある質問
- Q.傷跡修正で傷跡は完全に消えますか?
- A.傷跡を完全に消すことは困難ですが、肌の質感を整え、見た目の印象を大きく変えることができます。
- Q.傷を負ってから、どれぐらいで傷跡修正を受けられますか?
- A.傷の原因・性状・大きさなどにより異なりますが、6ヶ月後頃より治療は可能です。まずはご相談ください。
- Q.傷跡修正は痛みがありますか?
- A.麻酔を行いますので、その際にチクッとした痛みがあります。
- Q.傷跡修正に保険は使えますか?
- A.傷跡修正の保険適用は、傷跡の状態と原因によります。事故や火傷、機能障害を伴う瘢痕拘縮など、医学的に治療が必要な場合は保険適用になる可能性があります。整容目的に保険は使えません。