ワキの治療
手術一覧
腋臭症(ワキガ)・多汗症手術
当院は、皮弁剪除法(反転剪除法)を行っています。アポクリン腺を根本的に除去するため、効果が高く再発リスクも低いのが特徴です。
また、一部のエクリン腺や毛根も同時に取り除かれるため、多汗症の軽減やワキ毛の減少にも効果が期待できます。
腋臭症(ワキガ)・多汗症手術内容



- ワキのしわに沿って約4cm小切開をします。
- 皮膚を反転させて汗腺を直接確認しながら丁寧に切除します。
- 切開部を縫合します。
腋臭症(ワキガ)・多汗症手術の詳細
- 術後の過ごし方
- シャワーは患部を避けて当日から、入浴は抜糸後から行えます。運動や飲酒は1〜2週間程度お控えください。
- ダウンタイム
- 術後1〜2週間ほど腫れや赤みがみられる場合があります。3日間は腕の固定を行い安静が必要です。様子を見ながら1〜2週間程度で抜糸を行います。
- リスク・副作用
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手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。
- 感染
- 赤み
- 腫れ
- 内出血
- 瘢痕
- Q&A
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- Q.腋臭症(ワキガ)の手術後に臭いはすぐ無くなりますか?
- A.皮弁剪除法は手術直後から大幅に改善します。術後しばらくは傷の治癒過程で軽度のにおいが気になる場合がありますが、回復とともに落ち着いていきます。
- Q.腋臭症(ワキガ)の治療前に剃毛は必要ですか?
- A.毛があると視野が妨げられることがあるので、治療前の剃毛をお願いしています。
- Q.腋臭症(ワキガ)の皮弁剪除法による治療後ワキ毛は生えてきますか?
- A.汗腺とワキ毛の毛根は近い層にあるため、皮弁剪除法では汗腺を除去する際に毛根も取り除かれます。そのため、多くの毛が生えてこなくなります。
- Q.腋臭症(ワキガ)の再発リスクはありますか?
- A.再発や残存するリスクがあります。皮弁剪除法は、医師の技術が効果や手術後の傷跡に大きく影響するとされています。当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が治療を担当しますので安心してご相談ください。
腋臭症(ワキガ)・多汗症ボトックス治療
ボトックスには、汗を分泌する神経の働きを抑える作用があり、腋の下に注射することでアポクリン汗腺やエクリン汗腺からの過剰な発汗を抑制します。これにより、ワキ特有の不快な臭いや汗ジミを軽減することができます。
切開を伴わないためダウンタイムがほとんどなく、日常生活への影響が少ないのが大きなメリットです。効果は約4〜6か月持続するとされており、定期的に繰り返すことで長期的に症状を抑えることができます。
腋臭症(ワキガ)・多汗症ボトックス治療の内容


- 針を刺す箇所にマーキングをしてボトックスを注射します。
- 注入後2日〜1週間ほどで効果があらわれ、4〜6ヶ月ほど効果が継続します。