タトゥー除去

当院のタトゥー除去の特徴

当院のタトゥー除去は、大きく分けて2種類あります。

ひとつは手術による除去で、切除法・皮膚移植・剥削法といった方法によりタトゥー部分を取り除きます。小さなタトゥーであれば1回の施術で消すことができる点が特徴です。もうひとつはレーザー治療で、色素に反応するレーザーを照射して少しずつ薄くしていく方法です。肌を切らないため傷跡が残りにくく、安全性が高いメリットがあります。

タトゥーのサイズ・部位・色・肌の状態を考慮し、患者様のご希望を踏まえて最適な治療法をご提案します。

切除法

切除法は、刺青・タトゥーの色素が入っている皮膚を切除し、周囲の皮膚を寄せて縫合することでタトゥーを除去する方法です。小さなサイズや、周囲に皮膚の余裕がある部位のタトゥー除去に適しています。

シンプルで小さいデザインであれば、1回の施術で取り除ける単純切除術が可能です。広い範囲や複雑なデザインのタトゥーでは、2回以上に分けて行う分割切除術を選択する場合もあります。分割切除では、皮膚への負担を考慮し、最短で3〜6ヶ月ほど間隔を空けて次回の手術を実施します。

手術詳細

手術時間
約30分(サイズやデザイン等によって異なります)
術後の過ごし方
シャワーは患部を避けて翌日から、入浴は約1週間後(抜糸後)から可能です。運動や飲酒も約1週間後(抜糸後)までお控えください。
ダウンタイム
術後1週間程度は痛みや腫れ、皮膚のツッパリ感がみられます。痛み止めを処方いたしますので用法を守って服用ください。3日後に固定解除、様子を見ながら1週間程度で抜糸を行います。
リスク‧副作用

手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。

  • 感染
  • 水ぶくれ
  • 血腫・内出血
  • 腫れ

皮膚移植

皮膚移植術は、タトゥーや刺青の入った皮膚を削り取り、自身の目立たない部位の皮膚を採取して移植することでタトゥーを除去する方法です。深い色素や脂肪層まで達したタトゥーも除去が可能です。

移植に使用する皮膚は、主にお尻や太ももの内側など目立ちにくい部位から採取します。移植箇所は約1週間で定着し、2週間ほどで安定します。

手術詳細

手術時間
約60分(サイズやデザイン等によって異なります)
術後の過ごし方
シャワーは約1週間後(抜糸後)から、入浴は2週間はお控えください。運動や飲酒は2週間はお控えください。
ダウンタイム
術後1週間程は患部から浸出液が出てきますので、被覆材や軟膏を処方します。欠かさず使用をお願いします。様子を見ながら1週間程度で抜糸を行います。
リスク‧副作用

手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。

  • 感染
  • 水ぶくれ
  • 血腫・内出血
  • 腫れ
  • 皮膚の壊死

削皮術(アブレーション)

削皮術(アブレーション)は、タトゥーや刺青が入っている皮膚の表面を削り取ることで、色素を除去する方法です。レーザーでは反応しにくいカラーや、広範囲のタトゥー・刺青の除去に適しており、色素を薄くすることが可能です。

施術では、削り取った部位に特殊な被覆剤を被せ、皮膚の再生により傷を塞ぎます。そのため、皮膚が再生可能な深さまでしか削れないため、施術前にタトゥーの状態を慎重に確認し、削皮術が適しているか判断します。

手術詳細

手術時間
約30分(サイズやデザイン等によって異なります)
術後の過ごし方
シャワーは患部を避けて当日から、入浴は2週間後から可能です。運動や飲酒も2週間後までお控えください。
ダウンタイム
術後1週間程度は痛みや腫れがみられます。痛み止めを処方いたしますので用法を守って服用ください。皮膚の再生に伴い術後4日目あたりから痒みが出始めますので、掻かないようにご注意ください。術後2週間程は患部から浸出液が出てきますので、被覆材や軟膏を処方します。欠かさず使用をお願いします。手術から2日〜3日後に患部のガーゼの交換、経過観察を行います。
リスク‧副作用

手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。

  • 感染
  • ケロイド
  • 血腫・内出血
  • 腫れ
  • 肥厚性瘢痕

Qスイッチレーザー

Qスイッチルビーレーザーは、黒〜紺色の色素異常をもった細胞を選択的に破壊して徐々にタトゥーを薄くしていきます。

Qスイッチルビーレーザーは真皮層深部まで届き、特定の色素に反応・吸収され、色のない組織には反応しません。そのため、周辺組織へのダメージを最小にすることができます。

施術詳細

施術時間
サイズやデザイン等によって異なります
術後の過ごし方
シャワーは患部を避けて当日から、入浴は1週間後から可能です。運動や飲酒も1週間後までお控えください。
ダウンタイム
術後10日間ほど軟膏を塗ってガーゼで保護していただきます。施術部位がカサブタになりますが無理に剥がさないでください。1週間程度で自然にはがれます。
リスク‧副作用

手術には細心の注意を払いリスクを最小限に抑えていますが、稀に以下のような症状がみられる場合があります。症状に合わせて適切に処置させていただきますので、気になる事があればためらわずすぐにご相談ください。

  • 赤み
  • 腫れ
  • 内出血
  • 痒み
  • 色素沈着
  • 色素残存
  • 色素脱失
  • やけど

施術の流れ

  1. カウンセリング予約

    カウンセリングは予約制となっております。お電話またはメール、公式LINEにてご予約ください。

  2. ご来院・受付

    カウンセリング予約日にご来院し、受付にてお名前をお伝えください。カルテ作成のため、問診票をご記入していただきます。

  3. カウンセリング・診察

    お肌の状態やお悩みなどをしっかりお聞きし、患者様一人ひとりにあった施術をご提案いたします。

  4. お申込・お会計

    施術をご希望される場合は申込書のご記入と、施術代金のお会計をさせていただきます。未成年者の方は、親権者様の同意書が必要となりますので、親権者様にご記入いただき、捺印の上お持ちください。

  5. 施術

    該当の方法でマーキングしたタトゥーの範囲を除去していきます。

  6. アフターケア・次回診察予約

    術後の注意点やケア方法、痛み止め等処方薬の説明をいたします。患部の確認や抜糸等術後の経過を確認させていただくため次回の診察予約をお取りください。

よくある質問

Q.手術によるタトゥー除去の痛みはどのくらいありますか?
A.タトゥー除去の手術には麻酔を使用しますので、手術の痛みを感じることはありません。手術後麻酔が切れてくると治療部位に痛みを感じてきますが、痛み止めを処方いたしますので服用いただくことで緩和されます。1週間程度で痛みは落ち着きます。
Q.手術によるタトゥー除去は傷跡が残りますか?
A.施術後半年から1年くらいで、施術直後よりは目立ちにくくなりますが、完全に消えることは難しく、馴染む程度になります。
Q.1度の手術でタトゥーが除去できますか?
A.タトゥーのサイズによって異なるため、まずはご相談ください。
Q.Qスイッチレーザーでの治療期間はどのくらいですか?
A.Qスイッチレーザーでの治療は徐々にタトゥーを薄くしていく方法のため、基本的に1回の照射で消すことは難しく回数を重ねる必要があります。破壊されたタトゥーの色素が十分に除去される時間を確保するため、治療の間隔は約1ヶ月が目安となります。回数についてはタトゥーの状態や個人差がありますのでご相談ください。